かつて日本酒といえば、「特級」「一級」「二級」など、等級別に値段が決められていました。
それはそれで、わかりやすいといえばわかりやすかったのですが、その後、等級別が廃止され、今ではそれに代わる表示として、「大吟醸」「純米酒」等の呼称がつけられています。
では、その差は一体何なのでしょうか?
日本酒とは、米、米こうじ、水を原料として発酵させ、こしたもので、吟醸酒、純米酒、本醸造酒を特定名称の清酒といい、原料、製造方法等の違いによって以下の8種類に分けられます。
◆精米歩合とは・・
白米の玄米に対する重量の割合をいいます。
60%というときは、玄米の表層部40%削り取ることをいいます。
ちなみに、一般家庭で食べられている米は、精米歩合92%程度の白米です。
◆醸造アルコールとは・・
でんぷん質物や含糖質物から醸造されたアルコールをいいます。
もろみにアルコールを適量添加すると、香りが高くスッキリした味となります。
さらに乳酸菌の増殖を防止する効果もあります。
◆吟醸造りとは・・
文字通り特別に吟味して造られた酒。
伝統的には、よりよく精米した白米を低温でゆっくり発酵させ、かすの割合を高くして、特有の芳香(吟醸香)を有するように醸造することをいいます。
また、新潟の気候風土にあった吟醸造り新潟流を再現して造られた「越乃景虎 名水源流」もあります。